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危険物乙4(第二石油類:n-ブチルアルコール)

さて今回は、危険物乙4に関する第二石油類のn-ブチルアルコールについて確認します。

n-ブチルアルコールは、「ノルマルブチルアルコール」と読みますが、別名「1-ブタノール」と言います。

その用途としては、塗料の溶剤、化粧品の原料などとして利用されています。

また、他の様々な化学物質を生産する際にも用いられます。

n-ブチルアルコールは、消防法において第4類危険物の第二石油類(非水溶性液体)に分類されています。

名称に「アルコール」と入っていますが、アルコール類ではなく、第二石油類に分類されているのには訳があります。

消防法において、アルコール類は炭素数が3までのものと決められているからです。

n-ブチルアルコールは、炭素数が4となるため、アルコール類には分類されないのです。

ちなみに、炭素数とは、分子の中に炭素(C)がいくつあるかを表す数です。

さて、そんなn-ブチルアルコールの性状について見ていきましょう。

n-ブチルアルコールは、無色透明の液体で、引火点は29℃、燃焼範囲は1.4~11.2vol%となっています。

大量の水と混ざりますが、部分的に混ざらないで残ります。

また、ほとんどの有機溶剤とは混ざります。

もちろんですが、蒸気がたくさん発生する場合などは、引火の危険が高くなります。

以前このような事故が起こっています。

ある事業所で、n-ブチルアルコールを、防かび剤の合成の際に溶剤として使用していました。

減圧蒸留することでn-ブチルアルコールを回収して、釜をしばらく放置していました。

すると、釜の中にできた副生物が、暴走反応を起こし、釜が破裂し、n-ブチルアルコールに引火、爆発しました。

火災が起こったときの消火法としては、二酸化炭素、泡、粉末、ハロゲン化物の消火剤を用い、窒息消火を実施します。


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